アラサー女子✕精神疾患持ち✕暮らし

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母の誕生日


8月17日は母の誕生日だった。



朝の晴れている空。
天国にいるじいちゃん、ばあちゃんに
ありがとうと思った。






【⠀8月17日まで開けないでね 】と
紙に書いて


パワーストーンのブレスレット。







母、『ありがとう』と、ニコニコ笑顔。


その後、私はスマホをチラチラ。(ガン見)



理由は母から『ケーキ……』とぼそっと。


スーパーかコンビニにスイーツを買いに行きたい雰囲気(アピール)を出す、母。


指定日、指定時間まで決めて
実はケーキを用意したから買ったらダメだ。


「雨降るんじゃない?」
「コンビニにケーキないよ?」
「降り出しそう」
出かけないようにする私。


しばらくしたら雨が降り出した。



母が洗濯物をしまう。


なんだか悲しそうになってしまう。


スマホを見てもどこに今(ケーキが)あるのか全く分からない。


母『…………。(ケーキ諦めてる様子)』



私(…………(どこ!??ケーキーー!!))


夕方、ブロロロローーッッと
家の前に宅配の車が停まった。



庭に父と宅配業者さんの声
宅配『冷凍になります。』
父『ありがとうございました。』


(ケーキが)きた!!
母に「父さんから荷物、受けとってきて」
急ぐ母と『冷凍だってよー』と叫ぶ父。


ゴニョニョ、父と母で何かを話してて


階段をあがってくる母。


部屋に来て『なにこれ?冷凍??』と
私から母宛の名前に届く荷物。


私「開けて良いよ~」


ダンボールをゆっくり開けて


パァーっとニコニコになる母。




そう無事にケーキが届いた。


「内緒にしてたんだよ」
(ものすごく必死に。。)


夜、夜ごはんを食べたあと
ケーキを食べた。


ご先祖さまにもお供え。



主役の母。
『美味しい』とゆっくり食べる母。
私も「美味しい!!」ビックリするくらい美味しかった。



スイーツの甘さに弱い父。
「甘過ぎないよ」
『代わりに食べな』譲ってくれた。


無理強いはしない。
(具合悪くなるから。)


某ケーキ屋さんも数十年に閉店して、
スーパーに行くしかない。


けど晴れていたのに土砂降りになったりしたので



良かった、良かった。


おめでとう。だいすき。大好き。


母『良かった』と笑ってくれた。


私も「良かった」。